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倦怠感、息切れ、むくみ、血清クレアチニン濃度が高い

倦怠感、息切れ、むくみ、血清クレアチニン濃度が高い。腎不全とは腎臓の働きが悪くなった状態を言います。
数日から数週間で急に腎機能が低下した場合を急性腎不全、数年以上かけてゆっくり低下する場合を慢性腎不全と呼びます。
 急性腎不全の原因としては脱水や薬剤によることが多いようですが、慢性腎不全は腎炎、糖尿病、膠原病、薬剤、等多彩な原因があります。
腎機能の評価指標は血液中のクレアチニン濃度
 腎機能を評価する指標として最も良く用いられているのは、血液中(正確には血清中)のクレアチニン濃度です。採血で簡便に測定できるため、世界中で広く検査されています。
 正常値はクレアチニンで約1.0(mg/dl)以下です。クレアチニンは筋肉で作られる老廃物で、腎臓から尿中に排泄されます。従って、腎機能が低下すると排泄が悪くなって血液中に貯まります。
 大まかな目安として、血清中のクレアチニン濃度が8~10以上となれば、透析が必要となります(『血液透析』、『腹膜透析』の項を参照ください)。
高齢者では血清クレアチニンは実際の腎機能より低くなることが多い、すなわち、腎機能が正確に評価できません。特に女性や寝たきりの人で筋肉量が極端に低下している人で顕著です。より正確にかつ簡便に腎機能を測定するための方法がいくつか考案されて、日常臨床で使用されています。
 血清クレアチニン濃度が3.0以上になると内部身体障害者(更生医療)としての認定がなされます。
 透析が必要になれば1級の認定を受けることができます。医療費や税の減免などの措置が受けられますので、腎臓専門医または病院のケースワーカーに相談をしましょう。
腎不全の症状
 腎不全で一般的に見られる症状には、倦怠感(身体のだるさ)、息切れ、食欲不振、むくみ、等があります。
 検査では、貧血、低カルシウム、高リン、高カリウム、アシドーシス(血液が酸性に傾くこと)、血圧上昇、等が見られます。
 貧血は腎臓から産生される造血ホルモン(エリスロポエチン)が不足して起こります。
 低カルシウム血症は腎臓でビタミンDが活性化されないために起こり、最終的には骨が弱くなります。
 腎不全も高度になれば、症状として呼吸困難、けいれん、意識障害、嘔気(おうき)、嘔吐(おうと)、胸水貯留、極端な貧血、心電図異常(高カリウム血症による)、等生命に危険が及ぶ状態となります。
腎不全の治療
 腎不全の治療法としては、まず原因となる病気の治療を行います。
 また、原因の如何を問わず、貧血に対して造血ホルモンを注射する、カルシウム異常に対して活性型ビタミンDを内服する、老廃物(尿毒素)の排泄のために経口吸着剤を服用する、アシドーシスの是正のために重曹を内服する、高カリウム血症に対してカリウム吸着剤を内服する、血圧の高い場合には降圧薬を服用する、むくみがある場合には利尿薬を内服する、低たんぱく高カロリー減塩食(いわゆる腎不全食)を食べる、など多彩な対症療法を行う必要があります。

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