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ジョーバなど他動的運動器具

他動的運動器具とは自らの意思で運動を行なわなくても、それを使用することで身体運動を誘発する運動器具です。代表的な他動的運動器具としてはPanasonicの「ジョーバ」などがあります。この「ジョーバ」は反射運動を利用して姿勢を維持する筋肉を刺激します。できるだけ楽に運動に取り組みたいという人たちから人気を集めています。生活習慣病予防や改善の効果に関するエビデンスは十分とは言えませんが、このような器具の使用をきっかけに運動習慣が身につく可能性が期待されています。

他動的運動器具とは自らの意思で運動を行なわなくても、それを使用することで自然に身体運動を誘発する運動器具です。その他動的運動器具の中でも最も世に名を轟かせたのは、Panasonicの騎乗型運動器具「ジョーバ」ではないでしょうか。ジョーバの名前は、もちろん乗馬から来ています。乗馬は日本ではあまりポピュラーではありませんが、ヨーロッパでは腰痛やヒザの痛みに悩まされている人たち?高齢者?身体障害や知的障害のある人たちのリハビリテーションメニューとして乗馬が広く活用されています。そんな「乗馬療法システム」を家庭用として普及させるべく、2000年に「ジョーバ」が商品化されました。ただこの初期モデルは売れ行きが良くありませんでした。その後ダイエット?筋力アップ?運動不足解消?美容効果を販売戦略にしたところ、爆発的に普及しました。

人は成長の過程でバランス能力を身に付け、日常生活の中で無意識にこの能力を発揮し姿勢を維持しています。この無意識に行なう運動を不随意運動といいます。ジョーバに代表される乗馬フィットネス機器は、シート部の3次元的な動揺刺激により騎乗者の重心を他動的にずらすことで姿勢を不安定にして不随意運動(反射運動)を誘発します。したがってジョーバは乗っているだけで、姿勢を維持する筋肉を刺激することができます。この話だけからすると「とにかく楽ちんかつ効果的に運動できないものか…」と思っている人には、ジョーバはもってこいの商品のような気がします。

気になるジョーバの効果ですが現在報告されているものでは、糖尿病患者においては、インスリン抵抗性の改善効果が報告されています[1]。また体幹や大腿部の筋力アップ効果が報告されています[2]。一方で減量効果に関しては賛否両論で、ただ漠然とゆられているだけでは2.0-2.5メッツ程度の運動強度しかなく大きな効果は得られにくいという考えもあります。

最近のジョーバではシート部を傾斜させて姿勢維持の筋運動を促し、運動強度を上げてエネルギー消費量や筋活動の増加を高める工夫がされています(パワフル8の字動作など)。またジョーバに乗りながら付属のDVDに収録されているインストラクターに合わせてエアロビクスをする「ジョーバビクス」などの、新しい使用方法の提案がなされています。このようにただ漠然とジョーバに乗るだけでなく、乗り方を工夫することにより運動効果を高めることが可能かもしれません。

運動効果を得るために最も重要なことは、継続することです。運動習慣を身につけたいのだけど、なかなか運動が継続できない、そんな悩みを持っている人も多いのではないでしょうか。そのような方にとっては、ジョーバなどの他動的運動器具の力を借りて運動習慣を身につけることもひとつの手段だと思います。すぐには効果が目に見えないかもしれませんが気長に継続することが重要だと考えられます。またこの使用をきっかけに、他の運動にも取り組む意欲を高めることも、大きな生活習慣病予防効果を引き出すポイントとなるでしょう。

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