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急性肝炎の治療

急性肝炎の治療.
 急性肝炎はC型肝炎をのぞき、一過性に経過し、本来自然治癒しやすい疾患です。急性肝炎の治療上最も大切な観察ポイントは、極期を過ぎたか否か見極めです。重症化、劇症化への移行が疑われた場合には、速やかに専門の病院に紹介する必要があります。

 急性肝炎の生命予後は、重症化、劇症化しなければ極めて良好であり、A型、B型肝炎は終生免疫が成立し再感染することはありませんが、C型肝炎では急性期を経過した後は、遷延化、慢性化に対してインターフェロン治療等の抗ウイルス療法が必要となります。

1.安静

 黄疸例は、入院、安静を原則とします。臥床安静により肝血流の増加を促し、肝障害の治癒を促します。プロトロンビン時間、へパプラスチン時間の上昇、ビリルビン値の低下、自覚症状の改善が確認できれば、急性肝炎の極期が過ぎたと判断し、安静度を軽減します。

2.食事療法

 急性肝炎の極期には食欲がなく、またこの状態での蛋白摂取は肝臓に負担を与えるため低蛋白食とし、1日60g以下の蛋白制限をおこないます。糖類を主体にカロリー補給し、1日1800kcal前後とします。

3.薬物治療

 薬物治療としては、特に薬剤の投与が必要でない例がほとんどです。しかし急性期では、食欲不振、全身倦怠感を訴えることが多いので輸液をおこないます。

3-1. 副腎皮質ステロイド

 副腎皮質ステロイドは強力な抗炎症剤、免疫抑制剤の一種です。副腎皮質ステロイドは肝炎ウイルスの排除機構としての免疫応答を抑制し、肝炎の遷延化を来たす可能性があるため、通常の急性肝炎では投与しません。ただし、重症肝炎、劇症肝炎への移行の可能性がある場合には、ごく早期に薬剤を投与して免疫応答抑制をおこなうことでの治療効果が期待できます。また、高度の黄疸が持続する場合にも、副腎皮質ステロドが奏功する場合があります。しかし副作用の面からも安易に用いるべきではなく、投与開始後もできるだけ短期間の投与とします。

3-2.B型急性肝炎に対する抗ウイルス剤

 B型急性肝炎の重症化例、遷延化例では、抗ウイルス剤であるラミブジンやエンテカビルを投与します。抗ウイルス剤の投与、中止の判断は、専門医がおこないます。

3-3.C型急性肝炎に対するIFN治療

 C型急性肝炎の自然経過では約50-90%の症例が遷延化、慢性化します。C型急性肝炎の慢性化防止する為には、インターフェロン(IFN)を2カ月-6カ月間投与します。IFN投与時の注意事項は慢性肝炎の場合と同じであり、様々な副作用を呈することから、専門医の管理のもとに治療をおこないます。

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